海外ボランティア中、現地で出会った仲間の外国人ボランティアやホストファミリーに、日本食をおもてなしする機会があるかもしれません。
もしくは、日本食を食べてみたいとリクエストされるかもしれません。
そこで今回は、海外ボランティア先で作るときっと喜ばれる日本の手料理ベスト5をご紹介します。
どの活動国でも材料が手に入り、誰でも比較的簡単に作れる日本食を選んでみました。
そのため、唐揚げや天ぷら、かつ丼などの揚げ物系や、餃子などの皮の入手が難しいと予想されるものは、今回は省いています。
意外な番外編もありますので、最後までお楽しみください!
第5位:インスタントヌードル
海外ボランティア中に振る舞うと喜ばれる日本食第5位は、インスタントヌードルです。
要はラーメンや焼きそばなどの麺類なのですが、さすがに日本から生麺を持って行くことは難しいですし、日本で食べるような生麺が現地で手に入るとは限りません。
そこでおすすめなのが、インスタントヌードルです。
インスタントのため、「日本食を振舞う」まではいかないかもしれませんが、日本製のカップラーメン・焼きそばは基本的にどれもクオリティが高く、人気が高いです。
海外では、ラーメンや焼きそばのように味が濃い/味付けがはっきりしている食べ物のウケが良い印象です。
ただし、最近では国外でも意外と簡単にメジャーな日本のカップラーメンを入手できるようになってきていることから、一歩上を目指す方はインスタントのうどん・蕎麦などを持参してみても良いかもしれません。
第4位:味噌汁
海外ボランティア中に振る舞うと喜ばれる日本食第4位は、味噌汁です。
最近は「Miso soup」として、海外での認知度も随分高くなってきました。
日本伝統の発酵食品である味噌を使った味噌汁は、特に健康志向が高い一部の海外では「スーパーフード」として紹介されるほど人気があります。
日本ではフリーズドライやレトルトのものも販売されているので、海外に持って行きやすくなりましたね。
もしかしたら、すでに味噌汁を知っている、食べたことがあるという海外の方もいるかもしれません。
とはいえ、海外で食べる味噌汁はどこか味が濃かったり、煮詰め過ぎていたり、日本の味噌汁にはないような具が入っていたり?!と、何かしらの違和感を感じることもめずらしくありません。
なので、ぜひ私たち日本人が普段食べている家庭的な味噌汁をぜひ振る舞ってみては?
第3位:寿司
海外ボランティア中に振る舞うと喜ばれる日本食第3位は、お寿司です。
ある意味「日本食=Sushi」というくらい定番中の定番人気で、実際の味に関係なく「寿司」というだけで海外の方から喜ばれる印象です。
作っている最中も、興味津々で見てきます。
難点は、米、海苔、ネタ(具材)、米酢、醤油、ワサビなど、現地での材料の調達が難しい/高額になること。
恐らく、巻きす、寿司桶、しゃもじなどの便利な寿司調理器具がない環境で寿司を作る覚悟も必要。
また、滞在先に炊飯器がないと仮定すると、鍋でお米を炊くことになるため、ちょっとハードルが上がります。
そこでおすすめなのは、手巻き寿司と寿司ケーキ!
手巻き寿司にすれば、巻きすが不要になります。
手巻き寿司は参加型で楽しく、振る舞う側にとってもご飯とネタを準備するだけで楽チン。
寿司ケーキは、海苔がなくてもできる上、華やかで盛り上がります。
外国人ボランティアと一緒に、段々重ねの寿司ケーキを作る工程を楽しめるのも魅力です。
「寿司ケーキ」または「sushi cake」でネット検索すると、たくさんアイデアが出てきます。
ぜひ現地で手に入る材料でいろいろアレンジしてみてください。
第2位:カレー
海外ボランティア中に振る舞うと喜ばれる日本食第2位は、日本のカレーです。
日本のカレーは、実にユニークであることをご存じでしたか?
海外のカレーは、さまざまなスパイスを炒めて一から作る上、具は肉(と炒めて見えなくなった玉ねぎやにんにくなど)だけというようなシンプルなものが多いです。
場合によっては、どちらかと言うとスープのような質感のカレーであることもあります。
一方、日本の家庭で作るカレーと言えばは、ゴロゴロと大き目にカットした具材がたくさんに入る上、ルーを溶かすだけのトロっとしたカレーが一般的ですよね。
一部のアジア出身のボランティアは、比較的このタイプのカレーに慣れているかもしれません。
それ以外の地域出身のボランティアにとっては、日本のカレーはもはや彼らのカレーの定義には入らない斬新なものに映るようです。
日本からカレーのルーさえ持って行けば、じゃがいもやにんじん、玉ねぎなどのどこでも手に入るような材料で作れるのも、日本のカレーの良さですね。
それさえもちょっと面倒という方は、レトルトのカレーを持って行くのもアリかもしれません?!
第1位:お好み焼き
海外ボランティア中に振る舞うと喜ばれる日本食堂々の第1位は、お好み焼きです。
実際、現地で友達になった寿司好きのドイツ人ボランティアにお好み焼きをもてなした日本人ボランティアによると、日本食で一番好きな食べ物が寿司からお好み焼きに変わるほど感激されたんだそうです。
そのドイツ人ボランティアは、ドイツ帰国後も自分でお好み焼きを作るようになったほどで、お好み焼きを作る度に写真を送ってくるんだとか!
お好み焼きの良いところは、万人にウケルだけでなく、キャベツや玉ねぎなどだいたいどこでも安く簡単に手に入る材料で作れる、混ぜて焼くだけで簡単、具のアレンジが効いて楽しい、みんなで一緒に焼いて盛り上がれる、「日本食と言えば寿司」しか知らない外国人ボランティアにとって新しい発見になるなど、たくさんのメリットがあります。
お好み焼きソース、鰹節、青のりなどは、日本から持参するのがおすすめです。
粉は、現地で小麦粉を購入して作ることも可能ですが、日本からお好み焼き粉を持参すると楽だと思いますよ。
ぜひ、日本のお好み焼き文化を広げてみては?
【番外編】ナポリタン
海外ボランティア中に振る舞うと喜ばれる日本食【番外編】は、ナポリタンです。
何とナポリタンの発祥は、プロジェクトアブロードの日本支店がある横浜市なんだそうです?!(諸説あり)。
ナポリタンの良いところは、簡単・安い・うまいの三拍子が揃っていること。
パスタ、玉ねぎ、ピーマン、ベーコン/ソーセージ、ケチャップなど、ほぼどれも現地で入手できる食材や調味料で作れるので、日本から持参すべきものはありません。
パスタなら、欧米出身のボランティアでも馴染みやすいのではないでしょうか。
現地でイタリア人のボランティアと友達になったら、ぜひ日本を代表するパスタ料理・ナポリタンを振る舞って反応を見てみてください!
おわりに
今回は、海外ボランティア中に振る舞いたい日本食ベスト5をご紹介しました。
食は、異文化交流において有効な術の一つです。
ぜひ、これらの日本食のおもてなしを通して、交流を深めてみてくださいね。
これから海外ボランティアに参加する方は、準備が肝心!外国人ボランティアと仲良くなる8つのコツも必見の内容です!