あなたは、海外ボランティアに関心があるけど、直前だから無理と参加を諦めてしまっていないでしょうか?
「電車でたまたま海外ボランティアの広告を目にして、感化された」「友達のお姉さんが海外ボランティアから帰ってきて、興味をもった」など、転機は突然やって来るもの。
でも夏休みまで3週間もない…
「準備が大変そう…」「自分には無理…」「またいつか参加すればいいや…」
そう思ってしまう気持ちも分かります。
でも、渡航直前にお申込みを決断して、人生を変える経験を得た体験者は、実はたくさんいるんです。
今回は、30年近くに渡って直前のお申込みに対応してきた知恵と経験を集約して、直前のお申込みを成功体験につなげる3ステップをご紹介します。
これから紹介することをきちんと理解し、実行できれば、海外ボランティアへのお申込みが渡航直前になっても、かけがえのない人生経験を得られるはずです。
では、さっそく見ていきましょう。
「3年後の〇月✖日に、この国の、この海外ボランティアに△週間参加する!」
最初からこのように分かっていたら話は早いのですが、人生なかなか計画通り・思い通りに行かないことばかり。
大事なのは、海外ボランティア参加を思い立ったその瞬間から、いかに計画的に行動に移せるかに尽きます。
まずは、海外ボランティアに「直前」に申し込む際のポイントを押さえておきましょう。
「直前」の海外ボランティアお申込みの定義
そもそも「直前」とはいつを指すのでしょうか。
プロジェクトアブロードでは、渡航日まで1ヶ月を切っているお申込みを「直前」と定義しています。
よくある海外ボランティアツアーなどは、原則渡航日の1ヶ月前までとお申込み期限を設定していることが多いようです。
定員数が設定されているワークキャンプなどでは、定員に達し次第、募集が打ち切りとなります。
したがって、「なるべく早くお申込みをした方がよい」「渡航日から1ヶ月を切ってしまうと、もう参加できない」と思ってしまうのも納得できます。
一方プロジェクトアブロードでは、お申込みのタイミングを聞かれた場合は、渡航日の3ヶ月前までをおすすめしています。
時間に余裕をもって準備や手続きをすすめるには、それくらいが理想的。
でも、プロジェクトアブロードはお申込みの締切りを設定していません。
だから、実際のお申込みは渡航直前~渡航1年以上前まで本当にさまざまなのです。
過去に本当にあった直前のお申込み例
本当にいます。
渡航日の直前に申し込んで、成功体験を得た先輩たち。
1年に1、2件、「3日後でも参加できますか?」というような渡航超寸前のお申込みが飛び込んできます。
1年に5~10件程度、「1週間後に出発したいです」という急を要する直前のお申込み希望をいただきます。
したがって、このような渡航日直前の参加者たちを送り出してきたプロジェクトアブロードでは、渡航日が1ヶ月を切っている場合でも、確実に参加可能と断言できます。
必要なのは、参加者であるあなたのやる気とサポート体制にあるのです。
では、過去に本当にあった直前のお申込み例を8つご紹介しましょう:
その① 南アフリカ共和国で法律&人権 岡野直幸さん
法大生、夢は法律家。でも、どこかその道に情熱を欠く自分に悩んでいた際、ならばオモシロい実務経験を積んで自分の夢を再確認しようと一念発起。思いもよらなかったアフリカへ!
お申込み:渡航日まで8日
その② タンザニアでマイクロファイナンス 大塚一樹さん
30年間勤めた金融機関からの転職という転機。新しい会社への入社までに急遽できた6週間を使って、学生の頃からの夢であった「発展途上国の貧困に向き合う活動」の実現へ。
お申込み:渡航日まで11日
その③ 南アフリカ共和国でチャイルドケア 大角麻亜紗さん
「アフリカに行きたい!」と思い立った高校2年生の夏。インターネットでプロジェクトアブロードを見つけ、直感で決断。原動力は、アフリカへの想いと子供が好きということ!
お申込み:渡航日まで12日
その④ カンボジアでマイクロファイナンス 北朴木祥吾さん
ずっと開発途上国に関心をもちながらも、観光でしか訪れなかったこれまで。転職の合間の休暇を利用して、今度こそ現地で何かしらの活動に携わりたいと思い、門を叩く。
お申込み:渡航日まで17日
その⑤ フィリピンで教育 松井亜里香さん
社会学を専攻中の大学4年生。夢は、外交官。なかなか自分の条件に合う夏休みの短期1週間の海外ボランティアが見つからなかった中、ついにプロジェクトアブロードと出会う。
お申込み:渡航日まで19日
その⑥ モンゴルで医療(歯科) 原口美幸さん
モンゴルで長期旅行をするという長年の夢。なかなか次の希望の就職先が決まらないのを機に、遊牧民生活を体験しにモンゴルへ!…のはずが、最終的には医療プログラムに参加!
お申込み:渡航日まで24日
その⑦ ネパールでチャイルドケア 徳丸実莉さん
進学する大学も決まっていた高校3年生の冬。自分が選んだ道が正しいかどうかを確かめるべく、ご両親と再度交渉。高校入学時には叶わなかった海外ボランティア参加が現実に。
お申込み:渡航日まで26日
その⑧ 高校生スペシャル スリランカで医療 那須馨華さん
「夏休みを使って何かしたい!」と一念発起。「ボランティア ✖ 医療 ✖ 英語」という関心に合致したプログラムを見つけたものの、ご両親は反対。とことん話し合って参加を実現。
お申込み:渡航日まで27日
上記は、累計参加者12万人以上のほんの一例ですが、渡航日まで1ヶ月を切った直前のお申し込みでも確実に可能である、とお分かりいただけたことでしょう。
お申込みのタイミングによるメリットとデメリット
あなたも、「海外ボランティアに参加するなら、早めに申し込んだ方が絶対よいに決まっている!」と思っている一人ではないでしょうか?
では、「早め」vs「直前」に申し込んだ場合の両者のメリット&デメリットを実際に検証してみましょう。
早めに海外ボランティアに申し込むメリット:
- 計画的に納得のいく準備を進められる ※特に語学力
- 航空券の選択肢が多い
- 心の余裕がある
- 他の参加者やホストファミリーと連絡を取り合い、渡航前に関係を築く余裕がある
早めに海外ボランティアに申し込むデメリット:
- 自分の関心が変わっている可能性がある
- 補講や結婚式など、突発的なイベントとの調整が利きにくい
- モチベーションの維持が難しい
- 準備を先送りにしてしまう
直前に海外ボランティアに申し込むメリット:
- 準備にものすごい集中力を発揮できる
- 短時間で準備を完了させた達成感と自信を得られる
- 高いモチベーションのまま参加できる
直前に海外ボランティアに申し込むデメリット:
- 準備に慌ただしい
- 主体的に動く行動力、積極性、判断力、柔軟性が求められる
- 語学力の相当な上達は難しい
このように、「早め」vs「直前」どちらの場合にも、メリットとデメリットの両面があります。
確かに、「早め」に申し込めば、さまざまな意味で余裕が生まれるメリットがありますが、「直前」のお申込みがデメリットばかりではないということを理解しておきましょう。
どちらにも正解/不正解はありません。
あなたが決めたのなら、どちらも正解なのです。
直前のお申込みから成功体験を導く3ステップ
ここからは、海外ボランティアへのお申込みが直前の方への実践的なアドバイスをご紹介します。
あなたの貴重な時間、お金、労力を使って国際支援に貢献するからには、最高の経験を得てほしいという想いでとことん追求しました。
これまで培った知恵と経験をもとに、ぜひ取り入れてほしいステップは、たった3つです。
以下の3ステップを守って、準備期間が最短でも、満足のいく海外経験を確実に手に入れましょう:
ステップ1: 【お申込み前】事前リサーチの強化
あえて事前知識を得ず、「現地でサプライズとハプニングの連続を経験したい!」「自分の適応能力を極限まで試したい!」というメンタルが最強のマニアックな方は飛ばし読みで大丈夫です。
でも、それ以外の99%の方は、例えお申込みが直前になっても、きちんと事前リサーチをした上で申し込みましょう。
「そんなこと?」と思うかもしれませんが、特に渡航日が近い方は、時間がないと焦って、急いで活動国やプログラムを決めがちです。
そんな時こそ、一度立ち止まってみてください。
本当にあなたが心からやりたいことと一致した国、プログラムであるのかを考えてほしいのです。
直前のお申込みであっても、リサーチ、熟考、納得した上で申し込むことが、あなたの成功体験への第一歩。
直前でも参加しやすいプログラムもまとめていますので、ぜひご参考ください。
活動国やプログラムについて分からないことがあれば、どんなに小さなことでもお気軽にご相談ください。
経験豊富なスタッフが、的確なアドバイスを提供します。
ステップ2:【お申込み時】目的意識の具体化
参加の最初のきっかけは、「何となく海外に行ってみたい」「よく分からないけど面白そう」でも大丈夫です。
でも、直前の参加だからと言って、目標設定を疎かにすることは禁物です。
お申込みの時点で、この海外ボランティアを通してあなたが達成したい明確な目標をきちんと立てましょう。
おすすめは、文章化すること。
紙に書き出すのもよし、パソコンに保存するのもよし。
あなた自身がイメージできるくらい、できるだけ具体的に書き出しましょう。
そうすれば、今やるべきことも、現地でやるべきことも自然と見えてくるはずです。
例えば、以下の2人が同じ教育プログラムに参加するとしましょう:
- Aさん:現地の子供に日本のことを教えたいと考え、日本と現地の教育制度の違いを事前に調べ、日本で自分なりに教材を準備して渡航
- Bさん:ただ何となくそのまま参加
AさんとBさんの目的意識には大きな差があるため、現地で得られるものにも大きな差が出てきます。
貧困地域の住宅環境、子供たちの衛生習慣、現地人教師の子供のしつけ方、現地人看護師と医師の関係性など、あなたが関心があるトピックでかまいません。
漠然と海外に行くのではなく、現場で知りたいこと、調べたいこと、やってみたいことなどをあらかじめ考え、できる限り準備してから参加するだけで、成功体験に近づくことができます。
ステップ3:【お申込み後】:分からないことゼロ化
体験者からのフィードバックで、「事前にこれを教えてほしかった!」というような感想をよくいただきます。
特に直前のお申込みだと、時間的・心理的余裕が少ないせいか、「まぁ、行けば何とかなるだろう」と片づけてしまう方が多い印象です。
海外に行ったことがある、海外で生活したことがある方には当然のことでも、今回が初めての海外渡航となる場合は、分からないことも多いはず。
分からないことを分からないまま渡航するのではなく、分からないことは事前に必ず解決してから渡航するよう心がけましょう。
むしろ「何が分からないかも分からない」「何から始めればよいか分からない」という方。
大丈夫です。
プロジェクトアブロードでは、あなた専用のマイページとあなた専用の渡航準備アドバイザーという強い味方が、あなたの渡航準備をサポートします。
ぜひ、積極的にフル活用してください。
これでもう、あなたは「事前にこれを教えてほしかった!」とならなくて済むはず。
おわりに
今回は、「直前」のお申込みの定義、過去に本当にあった直前のお申込み例、お申込みのタイミングによるメリット&デメリットを検証した上で、直前のお申込みから成功体験を導く3ステップをご紹介しました。
もし目の前に海外ボランティアのチャンスがあるなら、必ず掴みとってください。
絶対に見えてきます、これまで知らなかった世界とあなた自身。
例えそのチャンスが直前に迫っていたとしても、先入観のみで諦めないでください。
もしあなたが「やる!」と決めたなら、プロジェクトアブロードが全力であなたの飛躍をサポートします。
まずは、お気軽にご相談ください。