フィジーでマングローブの植林に取り組む環境保護ボランティアたち

プロジェクトアブロードが気候変動と生物多様性の緊急事態を宣言

最高経営責任者 Greg Thompson | 2023年 11月 20日
更新 2023年 11月 21日

私たち人類は、気候変動と生物多様性の危機に直面しています。

プロジェクトアブロードには、海外への渡航がこの危機を助長するのではなく、むしろ解決策の柱の一部になり得るという信念があります。

実際のところ、ボランティアのみなさんからのお力添えを原動力に、環境破壊の食い止めに人員と資金を継続的に動員してきました。

2015年以来、例えば82トンのプラスチックゴミの回収、13万本植林、32万匹の子ガメの海への返還、2,245の密猟の罠の撤去に成功してきました。

他にも、航空券手配の際には排出された二酸化炭素量の相殺を率先してます。

しかし、これだけでは不十分であり、さらなる努力が必要であることを自覚しています。

そこで、プロジェクトアブロードは2023年に気候変動問題に実践的に取り組むことを約束。

すべてのプログラムとその事業から排出される二酸化炭素量を測定し、脱二酸化炭素排出を目指しています。

今後は、森林再生、再野生化、自然環境や野生動物の再生などの取り組みの拡大を計画し、ボランティアプログラムの多くを環境保護と紐づけていく次第です。

またプロジェクトアブロードは、活動国の地域社会における雇用拡大にも引き続き取り組んでいきます。

これらの取り組みは、現地の地域社会に実現可能な経済発展の機会を生み出し、自然景観の保護を促進する上で非常に重要だと考えています。

今求められているのは、みなが共に取り組むこと。

渡航における脱二酸化炭素排出を成功させる唯一の方法は、すべての海外旅行関連団体が協力することと言えます。

だからこそ、プロジェクトアブロードはTourism Declaresの取り組みの一環として、気候変動の緊急事態を宣言し、グラスゴー宣言に署名。

他の団体にも協力を呼びかけています。

Tourism Declaresの一環として気候変動と生物多様性の緊急事態を宣言することで、プロジェクトアブロードは以下に取り組むことを発表しました:

1. 地球温暖化を1.5℃以内に抑えるためには、2030年までに世界の二酸化炭素排出量を2017年比で55%削減する必要があるというIPCCの助言に賛同します。

2. 2023年以降、科学的根拠に基づいた気候行動計画を策定し、気候変動の問題に対して積極的に取り組んでいきます。

3. 行動計画と進捗状況を発信してきます。

4. 提携機関や競合他社に同様の宣言を行うよう働きかけ、Tourism Declaresのコミュニティに成功事例を提供し、さらに広範囲で旅行業界と解決策を共有していきます。

5. 航空業界全体のシステム変革の必要性を認識しており、他の航空会社と共に、二酸化炭素排出ゼロの渡航への移行を加速させるための緊急規制措置を求めていきます。

さらなる詳細は、プロジェクトアブロードの気候変動に対する行動計画をご覧ください。

あなたも、プロジェクトアブロードの気候変動への取り組みを支える一員になりませんか?プロジェクトアブロードは、国境を越えて今日もさまざまな環境保護活動を行っています。

環境保護プログラム

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