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初心者におすすめの海外ボランティア渡航先ベスト3

スタッフ | 2021年 7月 28日

海外ボランティアに参加したいけど、アフリカ、アジア、中南米、南太平洋と行先はさまざま。

自分にはどの活動国が一番合っているのか分からない…

国際協力に初挑戦で不安…

そんなみなさんのために、世界約25ヶ国の中から厳選した初心者におすすめの海外ボランティア先ベスト3をご紹介します。

渡航ルート、ビザ手続き、滞在中の利便性など、具体的なおすすめ理由と一緒に見ていきましょう。

第1位 カンボジア

栄えある第1位は、東南アジアに位置するカンボジアです。

渡航ルート

東京(成田)から全日空の直行便が毎日就航。

乗り継ぎの経験がない方、乗り継ぎが不安な方でも安心して渡航できる魅力があります。

就航している航空会社が日系のため、客室乗務員も日本人中心なので、案内も日本語対応。

ストレスなく渡航することができます。

ビザ

日本国籍なら、カンボジア入国にあたってビザの事前申請が不要です。

到着先のプノンペンの空港で滞在ビザを申請しますが、手続きが簡単な上、その場ですぐに取得できます。

国の雰囲気

活動拠点のプノンペン都市部には、高層ビルや高級ホテル、ショッピングモールといった先進国同様の施設が存在します。

一方、地域により貧困街が広がり、道路をはじめとしたインフラも未整備な場所が多く、発展途上国によくある貧富の差は歴然。

「発展途上国」の縮図を肌で感じ、発展途上国が抱える問題を実際に見て学ぶ上で、カンボジアのプノンペンは無視できない場所です。

また、カンボジアの人々は一般的に日本人に友好的なので、現地に溶け込みやすいと言えるでしょう。

滞在中の利便性

車やトゥクトゥクなどを利用して、ショッピングモールなどへ容易に買い出しに行くことができ、大半のものは現地で入手可能です。

多少の温度差はあるものの、基本的に年中暑い日が大半のため、服装をあれこれ考えて荷造りする手間もありません。

プノンペンからなら、世界遺産アンコールワットがあるシェムリアップといった有名な観光地へも一泊から巡ることができます。

食事・時差など

食事に関しては、お隣の国タイと異なり、辛さが控えめなものが多い印象です。

米を主食としているので、日本人ボランティアの方には馴染みやすいでしょう。

時差は日本より2時間遅れと大きく違わないため、渡航後の時差ボケといった症状もほとんど心配ありません。

その他

1970年代のポルポト時代の負の遺産が残るカンボジア。

その国の置かれている立ち位置には、必ずそこに至った経緯が存在します。

カンボジアの場合はそれが明白であり、カンボジアで海外ボランティア活動を通してその国の過去と現状を学ぶことは、非常に貴重な経験となることでしょう。

カンボジアの首都プノンペン

第2位 ネパール

第2位は、アジアの最貧国ともいわれるネパール。

渡航ルート

ネパール航空が東京(成田)からカトマンズ便を定期的に就航させています。

※コロナウイルス感染症の影響によって運行が見送られる場合は、タイ航空・マレーシア航空のいずれかを利用し、それぞれの首都を乗り継いで渡航するのが最も一般的です。

ビザ

第1位のカンボジアと同じく、ネパール入国にあたって事前のビザ申請が不要です。

カトマンズの空港に降り立った際にビザを申請することになりますが、ビザ申請自体も機械で行い、簡単に取得可能です。

国の雰囲気

南アジアに属するネパールは、同じアジア圏でも東南アジアに位置するカンボジアの雰囲気などとは随分異なります。

どちらかというと、文化的にはインドの影響を色濃く受けている印象。

四方をそびえ立つ山々に囲まれている風景は、異国に来たことを強烈に思わせてくれます。

ヒマラヤ山脈や、ヒンズー教と仏教が融合した広場や巨大な寺院など、観光資源には事欠かない一方、首都カトマンズも含めてインフラ整備は非常に貧弱。

カンボジアはスラム街が存在するなど、地域により貧富の差が激しいのと比べ、ネパールは国全体が総じて経済的に立ち遅れている様子です。

ネパールでは、カンボジアの貧しさとはまたちょっと違う発展途上国ならではの印象を受けることでしょう。

社会基盤が未整備な国の現状を学びながら、発展に貢献したいという方には、ぜひネパールに渡航してもらいたいと思います。

滞在中の利便性

カンボジアのように、日本のイオンモールのような巨大ショッピングモールは目にしませんが、現地滞在に必要なものは一通り手に入ります。

カンボジアの活動拠点プノンペンと比べると、カトマンズの街の中心部においても道路の整備が遅れており、砂埃が舞うことが多いです。

交通網が悪いため、プノンペン以上に街歩きをしにくいですが、カトマンズ各所には日本食レストランがあるのはオドロキ!

食事・時差など

食事はインドの影響を受けてか、カレー風味が多い印象。

日本のカレーとまた一味違い、多くの方が楽しめる味付けです。

毎日食べていると、日本人にはちょっと重たいと感じるかもしれませんが、カトマンズには日本食レストランもそれなりの数が存在するので安心です。

街中にはカフェなども多く、欧米からの観光客も多く利用しています。

日本との時差は3時間15分とやや半端ですが、時差ボケが生じるほどではないでしょう。

その他

カトマンズのインフラ整備の遅延は一目瞭然で、ある意味かなり強烈な体験ができる活動国の一つだと思います。

文化的には、多少日本との類似性を感じるカンボジアと比べると、多文化のネパールは多少なりともハードルが高いかも。

ただ、ビザ申請を含めて比較的渡航しやすい国であること、日本人はもちろん参加者が最も多い活動国の一つであることなどから、ネパールでの海外ボランティアは海外初心者の方にもおすすめです。

ネパールの首都カトマンズ

第3位 フィジー

第3位は、南太平洋に浮かぶ諸島フィジーです。

渡航ルート

フィジー航空が東京(成田)から直行便を週4便就航。

ニュージーランド経由の場合も、乗り継ぎ時間が3~4時間程度とちょうどよい感じ。

かつ、日本を前日夕方に出発して翌日の現地時間昼頃にフィジーに到着できるため、比較的効率よく現地に移動することができます。

※コロナウイルス感染症流行によって、現在直行便の就航が流動的になる場合があります。

ビザ

フィジー滞在が14日以下の場合、事前のビザ申請は不要です。

フィジー滞在が15日以上の場合は現地でビザ延長手続きが必要になりますが、延長手続きは現地プロジェクトアブロードスタッフが行うので安心です。

国の雰囲気

活動拠点ナンディは、南国フィジーを連想させるヤシの木が至るところに生え、美しいビーチが広がっています。

街中も、こじゃれたカフェや、それほど大きくはないもののショッピングモールなども点在。

表面上では、カンボジアやネパールのような貧しいという印象はあまり受けないかもしれません。

また、フィジーのほとんどの子供たちが学校で英語を学んでいることもあり、英語が幅広く通じるため、カンボジアなどと比べるとコミュニケーションが比較的楽だと思います。

滞在中の利便性

滞在場所にもより多少異なりますが、徒歩圏内にショッピングモールや個人経営のお店などがあることが多く、生活に必要なものは一通り不自由なく現地で買い揃えることができます。

ただ、フィジーは多くのものを輸入に頼っているからか、物価はカンボジアやネパールに比べると高い印象。

交通網においては、公共バスも頻繁に運行されており、個人での移動もそれほど不自由を感じません。

フィジーには、週末にレジャーを楽しみたい場合もさまざまな選択肢あります。

日帰りツアーは10,000円程度かかりますが、周囲の離島ツアーなどが豊富です。

海外ボランティアをしながら、美しい海に囲まれた南太平洋の生活スタイルを体験したいという方におすすめの渡航先です。

食事・時差など

フィジーの家庭料理は、比較的ヨーロッパ風の食事(朝食はパンが中心、昼・夜は果物やパスタ、肉料理など)で、日本人にも比較的親しみやすい印象です。

日本との時差は3時間。時差ボケや体調不良を心配するほどでもないでしょう。

その他

一見それほど「貧しい」と感じる場面が少ないフィジーは、その分、あまり海外への渡航経験がない人にとっては参加しやすい活動国ではないでしょうか。

のどかな南太平洋というイメージに近いですが、サトウキビ産業と並んで主要産業である観光業の発展のために、豊かな海洋生態系を築いているマングローブがホテル開発などの犠牲になっている側面もあります。

産業の多角化が進んでいないフィジーでは、経済的に余裕のある地元の人々は隣国のニュージーランドやオーストラリアで教育を受け、そのまま現地に定着、フィジーに帰国しないというケースもめずらしくありません。

結果、フィジーにとっては人材流出を招く結果を引き起こしています。

また、フィジーは歴史的にインド系と土着のフィジー系との対立といった、なかなか外部の人間からすると気づかないことも多々あります。

一見のどかで平和な国と思われますが、実はさまざまな問題を抱えているフィジーでの海外ボランティアは、多くの「気づき」を得られることでしょう。

南太平洋フィジーの都市ナンディ

おわりに

今回は、海外ボランティアが初めての方におすすめの渡航先ベスト3として、カンボジア、ネパール、フィジーをご紹介しました。

これら3ヶ国は、渡航ルート、ビザ申請、国の様子などを含め、総合的に初心者の方でも海外ボランティアをしやすい渡航先としておすすめです。

ボランティア体験談には、初めて海外ボランティア活動に参加した方からの投稿も多く寄せられていますので、ぜひあわせてご参考ください。

今回はアフリカなどその他の地域の海外ボランティア渡航先はランクインしていませんが、上記3ヶ国以外の活動国への参加を検討している方はお気軽にご相談ください。

経験豊富なスタッフが的確にアドバイス・サポートします。

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