チャイルドケアボランティアにつかまる幼い子供

児童保護規定

子供と関わる活動を行う上でプロジェクトアブロードが大事にしていること

子供と関わるチャイルドケア活動は特に小さな子供たちが活動対象となることが多いため、プロジェクトアブロードは最新の注意を払った安全対策を行っています。

この安全対策は、子供たちと参加者の両者の安全を確保することはもちろん、価値ある活動を継続的に行う意味でも非常に重要です。

家族の絆を大切にする地域型のチャイルドケア

プロジェクトアブロードは、子供たちの健やかな発育において、家族に囲まれた安定した環境が重要であると考えます。

チャイルドケアボランティアの派遣先は、地域に根差した保育園、幼稚園、学校などさまざまです。それは、日中保護者が安心して子供を預け、働きに出かけられる環境づくりへの努力。経済的にも精神的にも安定した家庭の基盤を築くことによって子供たちが健やかに成長し、家族の絆が深まるよう努めています。

よろしければ、孤児院から地域型のチャイルドケアへの移行もあわせてご覧ください。

子供と関わる活動における児童保護規定

プロジェクトアブロードは、子供たちを可能性のある危険から保護することに真剣に取り組んでいます。したがって、すべての活動は活動対象の子供たちの利益となるよう判断基準を設けています。

子供に関わる活動に参加するすべてのボランティアは、プロジェクトアブロードの児童保護規定に沿った行動をとることが求められます。

よろしければ、児童保護規定の詳細もあわせてご覧ください。

プロジェクトアブロードの児童保護規定

プロジェクトアブロードは、効果的で安全なチャイルドケア活動を行う上で、独自の児童保護規定を設けています。

この児童保護規定は、活動中に認識された改善点やより良いアプローチの導入など、必要に応じて随時更新されていきますが、活動の安全性と価値を確保するという基本的な柱は常に守り続けられます。

子供と関わる活動に取り組むボランティアに求められる責任:

  • 21歳以上(活動国によっては18歳以上)の参加者によるバックグラウンド調査結果の提出※日本国籍の場合は異なるルールが適応されます。
  • 現地到着後のオリエンテーションで伝えられる児童保護規定への理解と従事
  • 活動中のワークショップとフィードバックセッションへの参加
  • 児童虐待または児童虐待の可能性を認識した際のプロジェクトアブロードおよび児童虐待防止活動に取り組む指定の現地NGOへの報告
  • 派遣先の担当スーパーバイザーとプロジェクトアブロードの現地オフィススタッフの事前許可なしに、派遣先から子供を勝手に連れ出すことの禁止
  • 帰国直前に行われるフィードバックの提出

派遣先に求められる責任:

  • 目的に沿った機関としての法的登録
  • 連絡や安全衛生などの多数の項目を含むプロジェクトアブロードの同意書への署名
  • モニタリングを目的としたプロジェクトアブロードのスタッフによる派遣先への定期的な訪問への許可

チャイルドケア活動の使命とマネジメントプラン

プロジェクトアブロードは、支援を切に必要としている場所にボランティアを派遣しています。

プロジェクトアブロードのチャイルドケア活動の使命は、恵まれない子供たちや社会的に弱い立場にある人たちが、精神、身体、知能、社会性を発達させられるよう持続可能な教育支援、ケア、保護を提供することです。

プロジェクトアブロードは、この使命を果たすべく各活動国それぞれにマネジメントプランを設けています。このマネジメントプランは、各活動国の需要を考慮して作成され、その年の目標及び目標達成のための細かいアクションプランが定められています。

チャイルドケアマネジメントプランの存在は、活動が与えた影響を毎年その年の終わりに評価し、それに応じて次の年の目標設定を行うことを可能にします。

長期参加が価値を生む理由

プロジェクトアブロードは、参加希望者それぞれにもともと考えていた参加期間プラスαの参加を促すことによって、できるだけ長期の参加を呼びかけています。

と言うのも、長期で参加すればするほど現地の子供たちがあなたに慣れ、より心を開き、お互いを理解し合うことになります。また参加者としてより多くの貢献をすると同時に、子供たちの進歩を見届けることにつながってゆくのです。

チャイルドケア活動の中には、最短の参加期間が4週間と定められています。 すべてのプログラムの参加期間の条件は、活動を価値あるものにするため、派遣先との協議した上で設定されています。

とは言え、もちろん短期の受け入れも歓迎しています。短期参加の場合は、短期間で最大限の貢献を行えるようより活動やスケジュールが決められたより細かく設定された環境での活動が求められます。短期間で目に見える貢献を果たすべく、例えば改善が必要とされている教育現場の修繕活動や塗装活動など、体を動かした活動が多くなる傾向です。

「何もしない」よりも「少しでも貢献」の精神

活動への参加が最短の場合、自分の予想や期待と現実がかけ離れないよう心構えをすることが大切です。貢献度は時間と共に累積されていくため、例えば参加期間が8週間のボランティアは、参加期間が4週間のボランティアよりさらに多くの貢献をし、より大きな進歩を見届けることができるため、結果、より充実した海外経験を得られる傾向にあります。

とは言っても、プロジェクトアブロードは「何もしない」より「少しでも貢献」することに意義があるという理念を持っています。人生のすべてを捧げるかまったく何もしないか重んじる意見もありますが、プロジェクトアブロードはこの2択がすべてであるとは考えません。

また、プロジェクトアブロードは年齢も経験もさまざまなボランティアを世界に送り出し、一人ひとりの特徴を活かしながら、一貫性と計画性のあるプログラムと徹底したサポート体制を通して、実質的な貢献を行える環境を整えています。