医療&ヘルスケア活動では、物資や設備に限りがある発展途上国の医療現場で、さまざまな医療問題を目の当たりにすることになります。プロジェクトアブロードは、毎年何千人もの人々に必要不可欠な医療サービスやヘルスケアを提供。現地に暮らす人々にとって、これらが唯一受けられる医療サービスであることも少なくありません。
各医療&ヘルスケアプログラムは、プロジェクトアブロード独自の医療&ヘルスケアマネジメントプランに設定された特定の目標達成に向けて活動が進められています。
またプロジェクトアブロードは、各活動が発展途上国の地域社会に良い影響を与えること、そして参加者が医療現場でモラルと責任ある行動をとるよう細心の注意を払っています。
また、各医療&ヘスルケアプログラムが地域社会に与える影響を視覚化すべく、プロジェクトアブロードはグローバルインパクトデータベースという独自のシステムを導入しています。
安全性と個人情報の保護が確保されたこのデータベースは、医療インターンのみなさん、プロジェクトアブロードのスタッフ、派遣先の職員、現地の提携団体が行う活動の記録やモニタリング、分析に利用されています。また、このデータベースから集積された情報は、プロジェクトアブロードの医療&ヘルスケアマネジメントプランが掲げる長期的な目標達成と提供する医療サービスの向上に貢献しています。
医療&ヘルスケア規定
プロジェクトアブロードは、医療行為に携わる医療&ヘルスケアプログラムを運営するにあたって以下の医療&ヘルスケア規定を設け、インターンと提携機関のスタッフの立場を明確にしています:
- 医療倫理および医療行為は、世界基準を使用。医療システムが国や地域によって異なる場合でも、プロジェクトアブロードの医療&ヘルスケアプログラム参加者全員が世界の一般的な医療倫理や医療行為の基準に沿って活動すること
- 各患者へ医療処置や各インターンが医療行為に携わるレベルは、現地の資格を持った医療スタッフの判断に従うこと
- 患者に対する医療ケアの基本的な責任は、現地の資格を持った医療スタッフに帰し、参加するインターンはこれらのスタッフの監督下で観察や補助を行うこと
- インターンが実践的に医療処置や治療に携わるのは、関連した資格や経験を有し、その行為に対して十分な心構えができている時のみとする
医療&ヘルスケアインターンに求められること
プロジェクトアブロードの医療&ヘルスケア規定は、参加者であるインターンのみなさんがとるべく倫理にかなった責任ある行動を記したものです。
医療&ヘルスケアインターンに求められる行動の基本概念:
- 終始責任を持った行動をすること
- 観察や学習に徹底し、現地の医療スタッフの知識や経験を尊重すること
- 患者に常にベストな医療ケアを提供すること
- 患者および現地の医療スタッフのプライバシーや意向を尊重すること(特に、患者、現地の医療スタッフ、プロジェクトアブロードの現地オフィススタッフの許可なしの写真・ビデオ撮影や共有、病状や治療を含むいかなる情報や個人情報の公開を禁ずる)
- 文化的な違いへの配慮を怠らず、現地の医療スタッフや患者の意見を尊重すること