チャイルドケア教育環境保護医療&ヘルスケア活動は、それぞれ独自のマネジメントプランに沿って進められています。

その柱となるのが、国連の持続可能な開発目標です。

マネジメントプランは、参加期間を問わず、すべての参加者が長期的な目標の達成に向けて価値ある貢献を行えるよう明確にするツール。こうして、発展途上国の地域社会に全体としてとてつもない影響を与えられるよう配慮されていることこそが、他のボランティア団体と異なるプロジェクトアブロードの特長とも言えます。

すべての活動は、地域住民と意見を交わしながら入念なプランニング、モニタリング、アセスメントを繰り返し、常に進化を遂げています。そこに待っているのは、実質的な貢献、学習、成長を経験できる環境。

※ビデオ右下の「CC」から日本語の字幕を選択できます:

長期的な目標の達成に向けた活動

それぞれのマネジメントプランは、各派遣先において長期的な目標を掲げています。これらの目標は、チャイルドケア、教育、環境保護、医療&ヘルスケアの各分野における全体としての目標達成を支える原動力。派遣先ごとの目標と各分野の目標を明確にすることによって、現地に存在する特定の問題解決に取り組んでいます。また、マネジメントプランはアイデアを共有する術としも役立っています。

マネジメントプランに掲げられている目標は、地域社会に暮らす住民の全体としてのニーズをきちんと把握した上で設定されています。一方的な支援にならないよう、現地に実際に生活する人々と意見を交わすことによって、提供できる資源や人材を最大限に活かせるよう努めています。

こうして設定された目標の達成への原動力となるのが、ボランティアのあなたです。参加者全員が、同じ目標の達成に向けて活動に取り組むため、参加期間に関わらずすべてのボランティアが派遣先で「違い」を見出すことを可能にしています。

つまり、マネジメントプランはそれぞれの活動が実質的な影響を与えることを確実にする鍵。

マネジメントプランの役割は以下の通りです:

  • 活動の明確な目標設定
  • 活動に関わるすべての人々を束ねる使命と目標の文書化
  • 全体としての大きな使命と日々の任務の連結
  • 提供できる資源や人材の最大限の活用
  • 計画性のある活動の実現
  • 何千人ものボランティアが参加する活動の一貫性と持続性の維持
  • 活動が与える影響のモニタリングとアセスメント

グローバルインパクトデータベース

プロジェクトアブロードは、チャイルドケア、教育、環境保護、医療&ヘルスケアそれぞれの活動に設定された目標の達成に向けて、グローバルインパクトデータベースを活用しています。

安全性と個人情報の保護が徹底されたこのシステムは、プロジェクトアブロードのスタッフとボランティアによって運営される独自のデータベース。ボランティア一人ひとりに与えられるグローバルインパクトデータベースへのアクセス権は、参加期間終了と同時に無効になります。

グローバルインパクトデータベースは、支援が求められている特定のニーズの洗い出し、活動対象者となる現地の子供や住民の進歩の記録や、各派遣先の全体としての発展のモニタリングに役立てられています。まずは、各派遣先のアセスメントを通した目標設定に着手します。目標が定まったら、グローバルインパクトデータベースに活動対象者のプロフィールとチェックリストを作成。こうして、活動の具体化と明確化を行っています。

活動対象者の進歩を記録するグローバルインパクトデータベースは、言い換えればボランティアそれぞれの貢献が形として表れた証。

プロジェクトアブロードは、マネジメントプランとそれをサポートするグローバルインパクトデータベースをもとに、活動が派遣先のニーズに合致していること、そしてボランティアとして活躍するあなたの貢献が価値ある活動の一部となることを明確にしています。

これらの積み重なった地道な努力は、長期的に見てやがて大きな影響となってゆくのです。そして、この過程を通じてあなた自身も自分の真のポテンシャルに到達してゆくのです。